2月22日は、猫の日。

いたずら名人の策略

ある日、飼い主が机の上に置いたペンが忽然と消えた。どこを探しても見つからない。ふと視線を感じて振り向くと、猫のミケがじっとこちらを見つめていた。彼女の前足の下から、
ほんの少しペンの端がのぞいている。「ミケ、それ返して」そう言うと、彼女は小さく「にゃ」と鳴き、ペンを転がしてきた。最初から遊ぶつもりだったのだろう。飼い主は苦笑いしながら、
いたずら名人の策略にまたしてもハマったのだった。

どこでもついてくる猫

引っ越してきたばかりの新しい家。家事をしていると、どこからかじっと見つめる視線を感じる。振り向くと、猫のコタロウがこっそりついてきていた。掃除機をかければ廊下の隅に、
洗濯物を干せばベランダの端に。気づけばいつもそばにいる。「そんなに見張らなくてもいいのに」と笑うと、コタロウは「にゃん」と得意げな顔。まるで「ここはもう僕の縄張りだよ」
と言わんばかりだった。

朝の目覚まし係

毎朝、決まった時間に猫のシロが起こしにくる。最初は優しく頬をツンツン。しかし起きないと、今度はお腹の上に飛び乗り、さらには耳元でゴロゴロと低音のエンジンをかけ始める。
とうとう根負けして目を開けると、シロは満足げに尻尾を振る。「おはよう、もう朝ごはんの時間だよ」と言っているみたいだ。人間の目覚ましより正確で、しかも絶対に止まらない猫のアラームだった。

ぴったりサイズの箱

買い物から帰ると、ダンボール箱を開けた途端に猫のタマが飛び込んだ。見ると、体にぴったりすぎるほどのジャストサイズ。「そんなに狭くて苦しくないの?」と心配するも、
タマは気持ちよさそうに箱の中でくるんと丸くなり、幸せそうに目を細める。猫にとっての「ちょうどいい」は、人間の想像を超えているらしい。

鏡の中のライバル

猫のモモが鏡の前に座っている。じっと自分とそっくりな猫を見つめ、前足をそっと上げてみる。すると向こうの猫も同じ動作をする。「にゃっ!」と驚いて飛び退いたが、もう一度そっと近づくと、
やはり向こうの猫も寄ってくる。「君、誰?」とでも言いたげに、しばらく格闘を続けた後、飽きたように毛づくろいを始める。鏡の向こうのライバルとの戦いは、今日も引き分けだった。