弁護士のひとり言
野球に余り関心のない私ながら、イチローのアメリカ野球殿堂入りに、感動したことがあります。
彼が、名誉を得たこと自体、ではありません。
彼が、記者会見で、伝えた言葉。
そこに、プロとしての生き様を、感じました。
「怖がらないで、自分を信じること。それさえあれば自分の選んだ道に飛び込んでいける。その道を徹底することによって、プロとしての腕を磨くことができる。」
「人として、不完全だからこそ、進歩がある。」
長年、弁護士をやってきた私にも、まだまだ不完全なところがあります。依頼者ファーストと言いながら、つい最近、自分に依頼者の気持ちを汲み取れなかったことがありました。
依頼者との電話対応の途中で、その電話を切らざるを得なかったことです。
別件対応のため、とはいえ、です。
依頼者にとって、自分の人生の中で弁護士に依頼することがはじめて、という方がたくさんおられます。依頼者にとっては、その弁護士が唯一の頼るべき人物のはずです。
もっとお話を真摯に聞く姿勢が必要だったと反省しています。
限られた時間の中で、依頼者の気持ちをいかに汲み取るか。
まだまだ私にとって、未熟なところを露見してしまいました。
上手な電話対応の仕方をさらに進化させるべきでした。
頑張ります。
依頼者ファーストであるべきです。
2025.1.29
弁護士 川原俊明